お知らせ
理事長退任挨拶
呼吸器学会
日本呼吸器学会会員各位
令和2年5月15日
定例総会のご報告と理事長退任のご挨拶
会員の皆様におかれては、日々の呼吸器疾患診療に加え、新型コロナウイルス感染症の診療にご尽力いただき、心より御礼と感謝を申し上げます。さて、本年は日本の緊急事態宣言の状況における学会運営のため、2020年4月29日に「IT開催での書面決議」の方法で定例理事会、定例総会が実施されました。そこで2019年度決算と活動報告の承認、2020年度事業計画と予算の承認、ならびに2020/2021年度新理事が承認されました。翌4月30日の新理事会にて横山彰仁新理事長以下、新執行部が承認されましたことをご報告申し上げます。
さて、2年という短い間でしたが、多くの皆様の励ましと応援により、大過なく任を務めさせていただいたと心より感謝しております。就任時の理事長挨拶で、「開かれた活力ある学会」に向けた改革や取り組みを展開・発展させたいと抱負を述べました。どれほど学会に貢献できたか疑問ではありますが、各種委員会メンバーの公募からはじまり、行政・社会からの要望事項に対する学術部会メンバーによる審議への参加、理事によるメール審議の活用など、できるだけ会員の皆様への情報の開示と議論への参加を心がけました。また、学会が目指す方向性を、「ミッション・ビジョン・7Goals」と定義し、学会活動が常に誰からも検証できる指標を設定できたことは重要であったと考えています。学術研究の推進については、アカデミア、国・行政、産業界、社会との共同作業が重要ですが、まだまだ道半ばというところであり、新執行部に引き継いでいただけることを期待しています。また、会員数が12,500名を超える学会にふさわしい事務局機能の強化は喫緊の課題でした。幸い人材に恵まれ、現在、事務局長以下8名体制となり、緊急事態宣言下の在宅勤務状況においても、事務局運営は粛々と実行されており、機能強化が生かされたと実感しています。
理事長の2年間を振り返り、会員の皆様の多大なご支援、ご協力に改めて心より感謝を申し上げ、定例総会のご報告と、理事長退任のご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
一般社団法人 日本呼吸器学会
2018/2019年度 理事長 長谷川 好規