災害時の対応について
6)喘息に関するQ&A
Q1 災害時に持っていくべき喘息関連のアイテムは何ですか?
A1.災害時には、継続的に使用している長期管理薬、発作治療薬、必要な場合の飲み薬を常に携帯してください。また、吸入に必要な器具(吸入デバイスやスペーサー、ネブライザーとそのバッテリーなど)も準備が必要です。さらに、お薬手帳、通院している医療機関の連絡先、病状と薬の名前が記載されたメモを一緒に携帯することも忘れないでください。
Q2 いつも使っている吸入薬や飲み薬は中止してもよいですか?
A2.長期管理薬として使用している吸入薬や飲み薬は、喘息の悪化を予防するために毎日続けることが重要です。もし手元にない場合は、避難所や周囲の役所、医療スタッフに相談し、入手するようにしましょう。
Q3 喘息が悪化しないためには、何に気を付けたらよいですか?
A3.喘息の悪化を防ぐためには、長期管理薬の継続が重要です。また、ホコリ、煙、がれきから出る粉塵、気温の低下などの環境要因に注意し、部屋を暖かく保ちながら適宜換気を行い、マスクを着用することが望ましいです。周囲の人に喘息であることを伝え、必要な協力を得ることも大切です。
Q4 喘息が悪化した時は、どうしたらよいですか?
A4.喘息が悪化し、夜間に咳や呼吸困難が起きた場合は、発作治療薬として指定されている吸入薬を使用してください。これらの薬が手元にない場合は、避難所や周囲の役所、医療スタッフに相談し、事前に準備しておくことが重要です。症状が改善しない場合は、速やかに医療機関を受診することが必要です。