活動・取り組み
日本呼吸器学会 海外学会参加助成 被助成者一覧
ERS 2024 参加報告書
東北大学大学院医学系研究科 呼吸器内科学分野
齋藤 拓矢
1) 今回ERSに参加した理由
ERS Congress 2024には、ポスター発表を行うために参加しました(COVID-19流行の影響で、今回が初の現地参加です)。
2) 発表されたセッションの感想
ポスター発表は自分の想像以上に活気に満ちており、また多くの研究者が自分の研究に興味を持ってくれ、率直な議論を交わすことができました。
よかったこと
- 世界各国の研究者と対話し、自身の研究に対する新たな視点や改善点を得られたこと
- 英語でのプレゼンテーションスキルを向上させる機会となったこと
国内学会参加との違い
- 国内学会と比較して参加人数が多く、ポスター発表でも多くの方が興味を持って下さったこと。
3) 参加、聴講されたプログラム等の感想
様々なプログラムに参加しましたが、特に印象深かったのが以下の2つのセッションです。
Session ID 361: "Development of chronic lung diseases: from life-spanning mechanisms to preventive therapy"
Trajectoryの考えを基に、COPDの一次予防を行うべく最新の研究が紹介されていました。自分の研究にも活かせそうな部分が多く、大変参考になりました。
AstraZenecaのScientific Exchange Meeting: "Addressing COPD-Driven Cardiopulmonary Risk to Improve Outcomes in COPD"
COPDの心血管リスクに焦点を当てたclosedなmeetingにも参加しました。Work shopもあり、世界の研究者の方々とCOPDのunmet needsに関して率直な議論を交わすことができました。
4) Conference以外での体験
学会期間中、短い時間ながらもウィーンの観光やレストランでの食事等も行うことができました。
5) 今後参加する若手医師へのメッセージ
言語の壁が大きな障壁になるのではと思っておりましたが、海外の研究者の方々は皆フレンドリーであり、自分の研究内容に関して多くの方と率直なディスカッションをできたことは自信となりました。英語に自信がないからと国際学会参加を躊躇することは勿体無いと思いますので、チャンスがあれば積極的に参加することを強くお勧めいたします。