活動・取り組み
DEI委員会
女性医師のキャリアパス
田尻 智子 医師名古屋市立大学大学院医学研究科/呼吸器・免疫アレルギー内科
2001年3月卒業
呼吸器内科を選んだ理由
初期・後期研修医時代に、生死に関わる呼吸器疾患を有する患者さんに日々真摯に向き合う先輩医師の姿に深い感銘を受け、自分もそのような医師になりたいと思いました。呼吸器疾患の多様性に惹かれたことも理由の一つです。
呼吸器内科を選んで良かったこと、やりがいを感じる時
肺という臓器を通して、多様な呼吸器疾患を学び続けられること。生死に関わる疾患や慢性疾患が多く、深いところで患者さんに向き合いながら診療できること。患者さんがお元気になられた時には、この仕事を選んで本当に良かったと思います。
女性医師としてキャリア形成する上で、気をつけたこと・頑張ったこと
性別による言い訳をせず、一人の医師として働くように努めてきました。
女性医師としてのキャリアを積んできた上で、一番助かったこと
看護師さんにはいつも助けて頂いており、感謝しています。世代や科の垣根を越えて、強くしなやかに努めておられる多くの女性医師の姿にそっと背中を押して頂いています。患者さんから「相談しやすい」と率直に相談された時にも、これで良かったのかなと思いました。
女性医師としてキャリアを積む上で、これから職場・学会等に改善を望むこと
多様な生き方がある中で、それぞれの医師が活躍できる場であればと願います。そのために、個人的努力も大切であると感じています。
後輩に対するメッセージ
呼吸器内科医、ひいては医師は生命に携わるかけがえのない職業で、生涯学び続けられる貴重な職業です。時に立ち止まることがあっても、医師を志した原点に立ち返り、道を切り開いて今日まで導いて下さった多くの先輩方、ともに悩み語り合い切磋琢磨した同志、全身全霊で生きることを教えて下さった患者さんへの感謝の気持ちを忘れずに、キャリアを積み重ねて頂けたらと思います。私もまだまだ道半ばですが、一緒に頑張りましょう。